2023.07.30

速報!最低賃金額改定の目安が示されました!(2023年7月30日)

速報!最低賃金額改定の目安が示されました!(審議会 全国加重平均1,002円に)

地域別最低賃金は例年10月に改定されます。
今年も都道府県ごとでの審議が始まるタイミングで、厚生労働省の中央最低賃金審議会から
2023年度地域別最低賃金額改定の目安が公開されました。

今年度は都道府県の経済実態に応じ、
全都道府県をA(6都府県)・B(28道府県)・Cの3つのランク(13県)に分けられています。
各ランクの引上げ額の目安について、
Aランク41円、Bランク40円、Cランク39円と示されました。
各都道府県に適用される目安のランクは以下の通りです。

【Aランク】41円
埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪

【Bランク】40円
北海道、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡

【Cランク】39円
青森、岩手、秋田、山形、鳥取、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は1,002円となります。
この場合、全国加重平均の上昇額は41円(昨年度は31円)となり、
1978年度に目安制度が始まって以降で最高額となります。
引上げ率に換算すると4.3%(昨年度は3.3%)となります。

<厚労省プレスリリース> https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34458.html

正式な最低賃金額は、地方最低賃金審議会を経ての決定になりますが、大幅な引上げになることは確実です。
今のうちから、引上げ額通りとなった場合に最低賃金額を下回る従業員がいないか、
確認し、はやめの対策を検討しておきましょう!!

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