2020.05.01

世の中のオンライン化で見えたこと

鎌倉です。

このところ、コロナで企業を取り巻く大きな状況変化と経営に与える影響のご相談が続いていますが、
今回は私生活の中で感じたことについて書きたいと思います。

今年、上の娘は中学2年生、下の息子は小学5年生になりました。
といっても、すでに3月から終業式もないまま春休みに入り、新学年になっても一度も登校がなく、
実感をもてないまま家にいる状況が3か月目・・・を迎えています。
そんな中、娘の学校から、連休明けからオンラインで始業式、そしてそれまでは実験的に行われていたWEB授業が本格化すると案内がありました。5月以降は当面すべてオンラインで行い、WEB試験も成績に反映されること、夏休みがなくなること、新学期には家庭で環境を整備するようにという内容でした。
その中で気になったのは、4月は中学2年生では6割しかオンライン授業に参加できていない実態と、スマホから授業を受けている生徒が1割いる という当校の統計でした。

一方、小5の息子は、神奈川TVで流れる短時間の授業に、時間を持て余し・・・・塾で実験的に始まったオンライン授業に参加したものの、集中できずに遊びはじめ、ウロウロ・・・・とまあ、自分で計画を立てたり、コントロールすることができず、姉のWEB授業を妨害して喧嘩を仕掛ける・・・・という状況なので、自宅での自主学習の難しさも感じています。

企業はコロナ感染拡大防止のため、急遽テレワークの導入を進めたところも多かったと思いますが、経営者の判断で、テレワークの試行錯誤もスピード感をもって進められているところが多かったと思います。
しかし、学校はもう3か月目の自宅待機となりますが、通う学校や環境によって大きく差があるのが現状だと感じます。
学ぶ環境整備、そして学ぶ権利の保障は諸外国と比べて大きく遅れている。
そして、何より、子供自身の学ぶ力、自己コントロール力、自己責任も試されますね・・・・。
(大人のテレワークもそうですが、子供はより顕著に顕れます。自己コントロールできないオンライン授業が向かない子をどうするか?学ぶ環境をどう整えるか?教師の対応力・質によるオンライン授業のレベル差をどうするか?オンラインで成り立たない科目をどう補完するか?等は課題だと感じます。)

そんな中、連休中に知り合いの先生に、理科のオンライン授業に声をかけていただき、横で見る機会がありました。
そこでの気づきは、
⓵オンラインも準備・工夫次第で可能性は広がる
⓶人数を絞れば、参加者に合わせ内容を組み立てられ、満足度は上がる
⓷オンライン授業も双方向にして、子供同士も情報交換させると盛り上がる。ファシリテーターがカギ
⓸参加して楽しければ、次回につながるので一回目が大事
⓹オンラインは保護者(第三者)の参加もできる
⓺意見を吸い上げ、失敗から改善を重ねる

・・・・ これらは、ビジネスのオンラインコミュニケーションでも参考になり、工夫次第で限界は突破できるんだと体感することができ、面白かったです。

個人の私生活でもいろいろなことが急速に変化していますので、企業もその変化に合わせていろいろ試す必要がありますね!
これから取り組みたいのは、
⓵オンラインビジネスの構築
⓶社内外含めたオンラインコミュニケーションやコミュニティーのあり方
⓷在宅勤務のマネジメント 
です。

エールも次のステージを考えて、いろいろ試行錯誤したいと思います!

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