2020.12.28

カヤックさんに聞いてみた!「働く」を「楽しく」する組織の秘密③社員が主体的に動くためにどうしたらいいですか?

2020年も残すところあとわずかとなりました。今年1年はこれまでの当たり前が大きく覆され、どなたにとっても「変化」の一色だったのではないでしょうか。

エールでもテレワーク導入やZOOM会議・ウェビナー等新たな挑戦にも繋がった年でした。
一方で「場」を共有せずにコミュニケーションを深めることの難しさを感じ試行錯誤した1年でもありました。

時代の変化に翻弄される中で『社員が楽しくオフィスで働けるように3密回避を考えた「焚き火会議室」を作る!』という面白法人カヤックの取り組みに出会い、こうした状況下を「面白く乗り越えられる思考法、対応力をぜひ学びたい!」とセミナーでお客様に向けてお話いただくこととなりました。

鎌倉に拠点を置き、地域の様々な資本を利用しながら事業展開される面白法人カヤック(以下カヤック)。その魅力は社内だけでなく鎌倉の街の端々に隠れているということで、この度はセミナーに留まらずまちのオフィスを周りそこに込められた思惑を学んで参りました。学んだこと、感じたことをこちらのブログにてお伝えしたいと思います。
ぜひご覧下さい!

■ カヤックさんに聞いてみた③

社員が主体的に動くためにどうしたらいいですか?

これについてジョブクラフティングという考え方を交えてお話下さいました。クラフティング=工芸…粘土をこねくりまわすように方針を考えながら動くことを意味します。
この考え方は上司側の視点と部下(プレイヤー)としての視点とそれぞれのポイントについてまとめます。

カヤックさんに聞いてみた①でお伝えした「焚火会議室」を例に挙げると…

■ 会社の要望:週3日は出社できないか
→オフィスに出社する意味を考え直した
→不要不急のオフィス
=部室のイメージ。意味もなく行きたくなる場所を作ろう
→焚き火会議室を作ろう!

結果、②要望(週3出社してよ)とは違うがなんか新しい。取り入れてみよう!といった
上司視点のクラフティングのもと従業員からの自由な発想が取り入れられ実現に至ったようです。

一方でクラフティングは上司側だけの考え方ではありません。
社員視点ではより、仕事をいかに「自分事とするか」を学ぶことができました。
その従業員視点でのクラフティングについてはカヤックの文化を交えて以下のようにご説明下さいました。

そしてカヤックではこのロールを活かすこと、自分がやりたいことを尊重してくれる文化があることで
クラフティングによる主体性アップが図れるのだと実感しました。

<カヤックの環境>
・自分の強み、やりたいことを積極的に発信することが求められる
・その人のやりたいことを周囲が応援してくれる
・その人の評判が広がり自由度が増す。

 

以上、3回にわたりカヤックさんから学んだ「働く」を「楽しく」する組織の秘密をお伝えいたしました。
カヤックさんでは「面白法人」であるために「何でも面白がれる人でありたい、そのためにどうするか?」ということを
それぞれが日々考えアイディアを出しているそうです。

こうした日々の積み重ねで発信する側としてもそれを受け取る側としても「面白い!」と思える瞬間を
逃さないアンテナが鍛えられるのですね!
ぜひ「働く」を「楽しく」を目指す中小企業の皆様にも何かヒントとなれば幸いです。

また機会があればエールセミナーを企画したいと考えておりますのでご期待下さい!

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