2022.09.16

「エールでの20年、皆様との出会いに感謝いたします!」

この度、私事にて 9 月末日にてエールを退職させていただくことになりました。
平成 16 年の入社以来、多くのお客様、そして事務所のメンバー、提携先の方々、家族などに支えられ、これまで長きに わたり エールで仕事をさせていただいたことを深く感謝申し上げます。
私は、社会保険労務士の試験に合格して入社しましたが、実務経験も社会人経験もない中であったにも関わらず、採 用していただき、社会保険労務士としてのキャリアをスタートしました。最初は不慣れな中、お客様にご迷惑をおかけし ながら学ばせていただき、新しいことだらけの環境で日々成長させていただきました。入社当初は、労務相談は多くはな く、労働・社会保険手続きや助成金の申請などを対応させていただくことがメインでしたが、徐々に労務相談が増え、気 づくと決まった答えがない相談案件が少しずつ増えていきました。
平成 20 年のリーマンショックで、それまでとは状況が一変しました。人に関する相談が一気に増え、連日リストラや不 利益変更について相談をいただく中で、雇用調整助成金(当時は中小企業向けに緩和された中小企業緊急雇用安定助 成金)も他が手を付けない早い段階から制度について調べ、ご支援を行いました。制度の変更が度々あり、大変な状況 でしたが、お客様を救う、最善を尽くせという事務所の方針のもと、休日も夜中もとにかく必死で対応していました。
倒産してしまう顧問先もあり、力不足を感じ、辛く思うこともありましたが、それでも「助成金がなかったら事業継続はで きなかった」という声もいただき、顧問先と共に乗り越えられてよかったと感じることも多くありました。
新型コロナウィルス感染症の拡大の中の労務相談は、当時のリーマンショックの経験を活かすことができ、エールとし て迅速に状況を予測し、雇用調整助成金の申請もいち早くご支援に入ることができました。会社の倒産・廃業は避ける ことができない場面もありましたが、顧問先に寄り添って一緒に考えることで、乗り越えられることがあり、学ばせていた だくことが数多くありました。
社会保険労務士法人エールは、お客様、メンバー、家族を大事にし、成長する社風のある事務所であり、それは他の 事務所と比較しても絶対に負けないことだと思っています。私は、この事務所で仕事ができたことを誇りに思いますし、こ こにいて仕事をさせていただけて本当によかったと思っております。
最後になりますが、改めてこれまで支えていただいた皆様方の益々のご発展をお祈りするとともに、感謝を込めて心より御礼を申し上げたいと思います。

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