2020.08.01

コロナ禍でもしっかりと未来を見据える

鎌倉です。

7月の4連休でだいぶ人が動いたようです。
今日も各地で感染者数が過去最多というニュースが続いています。
コロナウィルスの厄介なところはすぐに結果が現れないことですね・・・。
原因と結果にタイムラグがあって、今の動きの結果がわかるのは2週間くらい後です。
対策をとっても、すぐ成果が現れるわけではないので、2週間後に結果がでることを想定して
今、動かなければ未来に思うような結果はでません。すぐには変わらない。
時間軸のある問題です。

企業の「人材育成」や「組織づくり」も同じです。
目の前の問題を解決しようと思っても、その原因は過去にあります。
ついつい、「重要だけれど緊急でないもの」は後回しになりがちですが、
人を育てるということは今日一日ではなく、毎日、何年間もやって、その成果は数年後です。
でも、今、やっておかないと数年後、確実に困ってしまうことになります。
今、欲しくても、今すぐは手に入りません。
だから、今すぐに成果が出なくても、目の前に別の問題があったとしても、
今から手をつけないといけないのです。

エールでは、昨年は6月に全員合宿を行って未来を考える時間をとったり、
8月に幹部合宿で来期の計画、次のステージを考える時間をつくっていましたが、
今年は3月以降、コロナ禍に求められる緊急対応ですべて後回しになっていました。
「重要だけれど緊急でないこと」が手つかず、そして見直しが必要です。
つい、忙しいと目先のことに追われてしまいがちですが、
目の前のことだけを見ていたのでは未来を描けなくなってしまいます。
でも、こうしたコロナ禍で未来像が見えなくなってきているときだからこそ、
その先の数年後を想像して、「将来、こうなりたい」という強い想いをもって、
見失わないようにしなければならないと思います。
そして、メンバーと共有していく。目の前にはいろいろな問題があり、
それに追われてしまうと動けなくなります。だから、「ビジョン」を描いて、
できことを一つずつやっていこうと思います。
それを描くのが、経営者の役割だと思います。
経営者、幹部の皆様も日々、緊急性の高い対応、正解のない判断の連続だと思いますが、
だからこそ見失わないように、改めて少し先の未来を描きたいですね。

ともに進みましょう!

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