2019.11.01

OneTeamで闘う

鎌倉です。

11月2日、南アフリカが優勝し、ラグビーワールドカップが終わりましたね! 決勝戦は、エールから徒歩20分の横浜国際スタジアム(新横浜)で行われ、新横浜はお祭り騒ぎで様々な国の人たちが街にあふれ、大いに盛り上がっていました。

決勝戦、準決勝も含めて開幕から6試合が新横浜で行われたので、会場には入れなくても、いろんな国歌が聞こえてくる街の活気ある雰囲気に触れ、ラグビーに詳しくなくても楽しむことができました。

この大会期間中は2度の大型台風の上陸に見舞われました。横浜は10月12日の試合が中止となり、翌日の日本VSスコットランド戦は台風の影響で電車も止まる中、当日の朝も開催できるかわからない状況・・・・前夜、スタジアムの隣地は鶴見川の水位を下げるため遊水池として機能しており、被災の大きさも次々と報道される中でしたが、早朝から1000人以上のスタッフ、ボランティアの排水作業や清掃の下支えがあって、試合は開催されました。日本がスコットランドに28対21で勝ったそのぶつかりあいは、ラグビーファンでなくても見ている人を魅了し、勇気づける本当に素晴らしいプレーの連続で、ラグビーにこれまで関心がなかった私でも、目の離せない心に残る試合でした。

ラグビーではこんなに多くの外国人選手が日本代表として活躍していることを初めて知りましたが、多様な人材を活用するダイバーシティーはラグビーの世界ではあたり前なんですね。あのすごいスピードのパスを瞬時に意思疎通をはかって、世界の強豪に全力でぶつかっていき、勝ち抜いていくチームをみて、ファンになった人も多いのではないかと思います。

ベスト8に進出できた理由をきかれ、ヘッドコーチが 「チーム一丸となるには本当に多くの時間がかかったけれど、このかけた時間の分だけ、最終的に一つのチームを作り上げることができた」 と話していたことがとても印象的でした。日本代表の掲げた「OneTeam」 “チームとしてひとつになる”という合言葉・・・・背景も様々な選手のひとりひとりが役割をもってチームを引っ張る、ひとりひとりがチームをつくりあげる、そうした自主性を重んじた形で互いの結束を強めてきたといいます。

就任時から、管理型から自主尊重型に転換してチームをつくってきたそうです。主将のリーチマイケルも「OneTeam」を常に強く意識していたと。多様性の真の強さを活かし、組織が一丸となったとき、組織はすごい力をもつんですね。

今まさに一億総活躍社会を掲げて進んでいる働き方改革も、企業に不合理な格差をなくすよう求め、同一労働同一賃金をはじめ、多様性に対応するよう求めています。入管法も改正され、今後は外国から人材を受け入れる幅が広がります。

多様性を受け入れるとき、組織内で摩擦もおきるでしょうが、それを乗り越えてどう一つのチームにしていくか?

17期のスタートにあたりメンバーとしっかり考えたいと思った週末でした。