2019.03.05

外に目を向けることで見える解決策

鎌倉です。

働き方改革関連法がいよいよ4月から施行されます。
法改正自体は労働時間削減がその中心となっていますが、
「働き方改革」の本質は、業務改善による“生産性向上”です。

生産性向上に取り組もうとすると、これまでの業務の在り方、サービスそのものや、
業務フローなどを見直す場面が多くでてきます。様々な改革を行うとき、あちらを改善したら、
こちらに副作用がでる・・・、そうしたことの細かな調整、対話が必要になります。
そうした中では、トップダウンでなく、職場内で意見を上げやすい風土づくりや、
職場の課題を上手に拾いあげ、解決策までみんなで考えられる場をつくること、
それを合意形成までもっていくこと、巻き込むこと、その時間を作ることが
これまで以上に大切になるように思います。

先日、知人に誘われ、横浜で開催された
“デザインスプリント” (短時間での課題解決・合意形成を目指す手法のひとつ) という
ワークショップに参加する機会がありました。
19時開始の勉強会には多くの方が仕事を終えて駆けつけていました。
そこでは、様々な企業の方が、答えのない課題に立ち向かって、どうやって解を見出していくか、
どうやったら組織を変革できるか、メンバーを巻き込んでプロジェクトを進められるかということを学びにきていました。
課題を交換し合い、他社の方のアドバイスに耳を傾ける姿もあちこちに見られました。
内容もさることながら、こうした社員が職場にいてくれたら、職場は困難に当たっても
改革を継続していくことができ、真の働き方改革、組織改革につながることは間違いありません。
現場の最前線にいる社員を社外に出す機会を増やすことで、視野を解放して思考の枠をはずしたり、
自社を俯瞰して改善を考える場をつくったりすることがこれからはもっと大事になると感じます。
時代の流れも速いので、教育はOJT(職場内訓練)を行うだけでなく、これから必要となるであろう役割、
能力を想定して社外に出し、柔軟に対応できる人材をつくり、新しい風を入れることが、
変化に対応する近道ではないかと思います。

さて、毎月1回開催させていただいている未来創造塾の来年度のスケジュールが決まりました!
皆様の経営・変革のお役にたてますよう、魅力的な方々をお招きすることができました。
ご参加の皆様方の交流のよりよい場になりますよう一同 努めてまいります。
年度初めにあたり年間会員の募集もご案内させていただきましたのでぜひご一読下さい。

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