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インターンシップ

インターンシップ

学生がインターン(実習生)として一定期間、企業で実際の仕事を体験する制度です。原則として報酬は支払われません。医療、教員養成分野では以前から行われていましたが、最近では企業主導型のものが増えています

長期休暇中の数週間を利用して、学生が受け入れ先の企業で日常業務を体験するというのが一般的です。企業にとっては学生や学校を通じて社会にアピールできるチャンスとなるのはもちろん、学生との意見交換を通じて新鮮な発想を得たり、学校との連携を深め優秀な人材の採用に結びつけたりすることも期待できます。一方、学生にとっても働く意義を学んだり、自分の適性を考えたりする格好の機会となり、就職後の職業への適応力を高めることにもつながります。
受け入れ側の企業としては、できるだけ門戸を開放し、学生に充実感や達成感を感じてもらうことが大事な目標となります。新入社員がやるような仕事をインターンに用意するのは必ずしも得策とはいえません。むしろ独立したグループとして編成し、一定の裁量権を与えて市場動向の調査分析をさせるとか、新商品の企画提案をさせるなど、「おもしろさ」を重視した内容のほうが、学生の自発性が高まり、企業に対する理解も深まるケースが多いようです。
これとは別にトライアル雇用に近い採用目的のインターンシップも実施されています。この場合、一般公募というかたちをとらず、特定の大学や大学院に絞ってインターンを募集するのが普通です。書類審査や面接など正社員の採用とほとんど変わらない手続きを踏む会社もあります。仕事の内容は実際的なものが中心で、能力の有無のみならず、企業の文化や風土になじめるかどうかなどの適性も見きわめることになります。

投稿者 横浜市 社会保険労務士法人エール | 港北区・新横浜の社労士がマイナンバー対応&労務問題解決 :2008年2月14日

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